旅の達人の特別な“飲み時間”教えます
酒とワタシと缶つまの最強な過ごし方【ベアーズ島田キャンプさん編】

その人だけのリラックス法があるように、お酒だっておつまみだって、その人だけの組み合わせやとっておきの飲み方があるもの。そこで今回は、さまざまな旅スタイルを持つ注目の方々に、あなただけの特別な“飲み時間”とは？を聞いてみました。

撮影／橋本千尋　文／藤村実里

澄んだ空気が調味料になって、酒もつまみも格段に旨くなる

大自然を満喫するキャンプと缶つまで作るつまみ、そして……酒！これさえあれば文句なしと断言するのは料理研究家として活躍するベアーズ島田キャンプさん。キャンプ場だからこそ感じることや出合えるものがたくさんあるという“キャンプ飲み”について教えてもらいました。

―ベアーズ島田キャンプさんにとっての“特別な飲み時間”とは？
　
キャンプ場で新たなレシピを試しながら気ままに飲んでいるときですね。焚き火を楽しみながらつまみを作って、酒を飲む……僕が一番開放的になれる時間です。しかもキャンプ場で飲む酒って普段よりも美味しく感じられるんだよね。便利な日常と離れた少し不自由な環境だからこそ、ひとつひとつへの感動が深まるのかも。大気中の澄んだ空気も一緒に味わっている感があるというか、空気まで美味しくいただいちゃっているような感じ……って、このハイボール濃いなぁ！（笑）

もしかして、酔わせようとしてる？（※スタッフの作るハイボールを飲みつつ、ベアーズさん考案の缶つまおつまみ作り開始）
　
　
―料理研究家として、おつまみ作りの時間もやっぱり重要ですか？
　
そう！これとこれを合わせたらどうかな～とか、ほろ酔いで考える時間が楽しくって。キャンプ場で急に思い立って作ってみて、思いがけずうまく出来たりすることもありますよ。ということで今日は、キャンプの味方「缶つま」を使って新たなおつまみ作りにチャレンジ！僕のお気に入り「缶つま日本近海どりオイルサーディン」をオイルごとスキレットの中へ入れて、しめじも投入したら焚き火の上へ。カレーパウダーをまぶして、そこにみじん切りした玉ねぎをドサッと乗っけて……最後に白出汁もひと回ししてみるか。

「イワシサーディンのオイル煮」完成！

使った缶つまはコレ▼

缶つま日本近海どりオイルサーディン

－美味しそうですね！今日はどんなお酒を合わせますか？
　
今回はウイスキーを合わせます。ウイスキーはキャンプで燻製料理するときなんかにも使ったりできるんです。キャンプ場で飲む酒は特に毎回コレと決めていなくて、その時の気分で自由に用意します。気ままに、自由に過ごすのが“僕にとっての豪華な飲み時間”に繋がるわけです。

ということで2品目はそんなウイスキーに合う「ベーコンマリネ」！モッツァレラチーズを適当に手でちぎって、「缶つま厚切りベーコンのハニーマスタード味」を入れる。オイルにベーコンの旨味が染み込んでいるから味付けはこれだけ。マスタードがいいアクセントになって、いい感じ。お好みで温めてもいいし、ネギを散らしてもいいし、野菜を加えてもOK。

キャンプ初心者だとご飯に困るっていう人も多いと思うけど、そういう人は手軽な缶詰に頼るのもいいよね。自分なりのアレンジもできるし、美味しいし、間違いないからね！

使った缶つまはコレ▼

缶つま厚切りベーコンのハニーマスタード味

最後に、K＆Kブランドの新シリーズ「K＆K“CAN”Pの達人」という缶詰で超簡単パエリアも作ります。

「K＆K“CAN”Pの達人　シーフードパエリアの素」「K＆K“CAN”Pの達人　チキンパエリアの素」「K＆K“CAN”Pの達人　イカスミパエリアの素」

缶の中に具材もスープも入っているから用意するのは米だけ！

メスティンに入れて火にかけたら炊けるのを待ちます。

（40分後）お!?　なんかめっちゃいい匂い。

おぉ～！チキンの出汁が効いていて、味がしっかりしていて……うまい！

－シメまで美味しい時間でしたね！最後に、ベアーズさんにとっての“キャンプ飲み”について改めて教えてください。
　
あれこれ組み立てて準備して、焚き火して料理して、っていう手間暇がいつも以上にうまい酒、うまい飯に仕上げてくれる。そして、どんな気候でもその時々のキャンプの楽しみ方があるから、いいんだよね。雨なら雨音をBGMに、晴れなら思いっきり大自然を感じる……なんて言いながら、夜は寝袋でNetflix鑑賞もしちゃうんだけど（笑）