【夏菜さんインタビュー】
夏菜さんが東京・福生で“ハシゴ酒蔵”
日本酒の歴史や製造工程、貴重なエピソードなどが聞けて、最後は試飲までできちゃう酒蔵見学は、その街の成り立ちや歴史・風土まで見えてきて奥深いんです。今回は日帰りで行ける東京・福生市の酒蔵巡り旅をご紹介。日本酒が大好きな女優の夏菜さんに、2軒の老舗を“本音でハシゴ酒蔵”してもらいました。
Photo/MICHI MURAKAMI Movie/ONPAJAPAN Styling/AYUMI YOSHII Hair & Make/TOMOMI FUKUCHI Text/ETSUKO SUGAWARA日帰り酒蔵巡りスケジュール
09:00 福生駅
↓徒歩で約15分
09:15 田村酒造場で酒蔵見学
↓車で約15分
10:30 石川酒造で酒蔵見学
↓
11:35 石川酒造の史料館で歴史を勉強
↓
12:00 石川酒造に併設されているレストラン「福生のビール小屋」で出来立てのビールとイタリアンを堪能
酒蔵で飲む日本酒は最高!
――夏菜さんは、これまでに酒蔵巡りをされたことはありますか?
海外のワイナリーには何度も訪れているのですが、酒蔵は初体験でした。4年くらい前に参加したアメリカ・ナパバレーのワイナリーツアーが、1日10ヵ所くらい回る超過密スケジュールだったんですけど、行く先々で飲んだワインがどれも猛烈に美味しくて! そこで、お酒に対する概念がガラッと変わったんです。だから、酒蔵巡りにもとても興味がありました
――そのワイナリーツアー以降は、どんな風にお酒を楽しむようになったのですか?
それまでは皆でワイワイ飲むことが楽しいという感じで、味はよく分かっていなかった。でも今は、お酒と料理の“マリアージュ”を大事にするようになりました。1+1が2じゃなくて、5くらいになる飲み合わせをしたいんですよね。料理はほぼ毎日するくらい好きなので、作った料理に合わせてお酒をセレクトしています。日本酒は以前は大吟醸しか飲まなかったけど、今はお刺身に合わせて辛口の日本酒をいただいたりとか、様々なお酒を合わせます。
――夏菜さんおすすめの手作りおつまみを教えていただけますか?
リンゴと柿をクリームチーズで和えて、そこにクルミを割って入れて、ブラックペッパーを振ったら完成! これをクラッカーに乗せて食べると、日本酒にも、白ワインにも、赤ワインにも合って、すごく美味しいです。それが一番好評かな? あとはタコスとかアクアパッツァなども、意外と簡単に作れますよ。
――お仕事で日本各地に行かれると思いますが、そういう時は地元のお店でお酒を楽しむことはありますか?
事前にネットで調べて、その土地の地酒や地ビール、郷土料理などが味わえるお店に必ず行きます!翌朝がどんなに早くても、それだけはしっかり満喫します(笑)。
――今回の初めての酒蔵巡り旅はいかがでした?
まず、福生というとアメリカンなイメージが強かったので、こんなに風情豊かな町並みがあることに、一気にテンションが上がりました(笑)。東京から1時間の日帰りで、こんなに旅気分を味わえるんだ、って。また、酒蔵や銘柄によって作り方も、込められている思いも全然違うということも知れて、それもすごく面白かった。直接造り手の方たちから話を聞けたからこその醍醐味ですね。今日は全部で6種類を試飲しましたが、普段飲んでいる日本酒とは段違い。蔵人さんたちの魂を感じながらいただくからかなぁ、どれも最高に美味しく感じましたね
――夏菜さんは、酒蔵の方も驚くほどお酒の知識がとっても豊富で、質問も積極的にされていましたね。
昨年の10月に「ワインエキスパート」の資格を取得した時、ワインの他に日本酒やビール、焼酎、ウイスキーなど、お酒全般についても勉強しないといけなかったので。試飲したお酒にはこのおつまみが合うといった、関心があるお話も伺えて楽しかったです。お酒好きなら、酒蔵巡りは絶対にハマりますよ!
酒蔵巡りの様子は動画でも!
夏菜(なつな)
1989年5月23日埼玉県生まれ。2006年にTBS系ドラマ『ガチバカ!』の生徒役でデビューすると、2009年に映画『GANTZ』、2012年にはNHK連続テレビ小説『純と愛』などで、次々とヒロイン役を射止めて人気女優に。その後も多くの作品に出演しながら、フジテレビ系トーク番組『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』には、“愛飲家”の一面を発揮して飲み仲間での出演。音楽番組のMC、アニメの声優やナレーション、バラエティーなど、さまざまなジャンルで活躍。