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新しい飲み処、見つけました。
夏菜さんが東京・福生で “ハシゴ酒蔵”【酒蔵飲み Vol.2】

日本酒の歴史や製造工程、貴重なエピソードなどが聞けて、最後は試飲までできちゃう酒蔵見学は、その街の成り立ちや歴史・風土まで見えてきて奥深いんです。今回は日帰りで行ける東京・福生市の酒蔵巡り旅をご紹介。日本酒が大好きな女優の夏菜さんに、2軒の老舗を“本音でハシゴ酒蔵”してもらいました。

Photo/MICHI MURAKAMI Styling/AYUMI YOSHII Hair & Make/TOMOMI FUKUCHI Text/ETSUKO SUGAWARA  Illustration/AYA SAKAMOTO
シャークソールレースアップシューズ43,200円(PIPPICHIC)

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発酵タンクを上から覗ける酒蔵の上階で、16代目当主から発酵方法について説明を聞く夏菜さん。「もろみの香りが濃い」と驚いていました。

1軒目:玉川上水のほとりで酒造りを継承 田村酒造場

創業当初からある施設を今も使い続ける田村酒造場。文政5(1822)年の創業以来「丁寧に造って、丁寧に売る」をモットーに、小規模生産を続けています。先代の15代目が昭和48年に生み出した高精米の本醸造の清酒『嘉泉』は“まぼろしの酒”と呼ばれ、ベストセラーに。有形文化財の数々を見た後、酒蔵見学ではその時期におすすめの日本酒を2種類試飲できます。

住所/東京都福生市福生626
電話/024-551-0003
営業時間/8:30~17:00
休館日/日・祝日(冬季を除き月曜日休業あり)
酒蔵見学/無料。12月、1月を除いて随時実施。所要約1時間。希望日の1週間前までに、電話またはHPにて要予約(10名〜※少人数の場合は要確認)

有形文化財で感じる日本酒造りの歴史

約4,000坪の敷地内には、国指定登録有形文化財の酒造蔵や煙突など、見どころが色々。酒造の東側に玉川上水が流れ、右岸にある石垣も有形文化財です。当酒造場から名がついた田村分水の完成後、大正時代に作られました。

酒蔵上

普段は非公開の中蔵2階にある仕込みタンク口。夏菜さんは特別に見せていただきました!

前蔵(展示ギャラリー)

文政13(1830)年建築の前蔵。現在はお酒を展示・販売するギャラリーに。

旧水車小屋と脇蔵

明治初期に建築され、精米所と米の貯蔵庫として使われていた旧水車小屋&脇蔵。

2軒目:日本酒を舌と目で楽しむザ・酒蔵テーマパーク! 石川酒造

酒蔵と並んで史料館なども併設。お米を蒸す大型の「甑(こしき)」(写真)が展示されていたりと、 テーマパークのようなワクワクする空間が広がっています。

大黒様と弁天様を祀る樹齢400年超の夫婦欅(写真右)と、明治時代に玉川上水から引かれた熊川分水(写真左)。

秋篠宮様がご来訪時に植樹された木犀の木。

明治時代に使われていた現存する日本最古の釜。

創業150余年。敷地内には本蔵や新蔵、長屋門など国指定登録有形文化財が6棟ある他、売店やビール工場などもあり、1日中楽しめます。日本酒は秋〜初春にのみ仕込みを行う「寒造り」にこだわり、平成10年には明治期以来となるビール製造を再開しました。代表銘酒は清酒『多満自慢』と東京地ビール『多摩の恵』です。

住所/東京都福生市熊川1番地
電話/042-553-0100
営業時間/8:30~17:30
休館日/土・日・祝日(売店無休、レストラン火曜日)
酒蔵見学/参加無料。10:30〜、14:00〜、16:00〜の1日3回、年末年始と仕込み繁忙期を除く毎日実施。所要約1時間。前日までに要電話予約(1名〜)

敷地内すべての水が天然の“仕込み水”!

日本酒の原材料で、味を左右する水を“仕込み水”といいます。当酒造では地下約150mから汲み上げた天然水で、レストランなど、敷地内すべての生活用水でも使用しています。

酒蔵巡りの道中にふらり 福生の水の恵み体感スポット

キレイな水があるところに、美味しい日本酒あり。福生市は西側に多摩川、市街地には玉川上水、熊川分水、福生分水が流れ、川沿いには涌水が湧き出すなど、水が豊かな環境です。酒造りにもっとも大切な水の恵みを体感できるスポットをご紹介。 酒蔵巡りの途中にふらり、立ち寄ってみませんか?

古き良きアメリカを彷彿させる街並みで人気に 福生エリア

福生市の東北部、福生駅付近には、本州最大の米空軍基地である「横田基地」があります。昭和15(1940)年に開設され、敷地面積は同市の約3分の1を占める大きさ。基地横を走る国道16号線沿いには、東京にいながらアメリカンカルチャーを体感できる、ポップ&レトロなカフェやレストラン、アイスクリーム専門店に雑貨店、古着屋などが立ち並んでいます。また、かつて軍人が住んでいた「アメリカンハウス」は、イベントや展示会などが行われるコミュニティースペースとして活用。金・土・日・祝日は、誰でも自由に入館・見学することができます。

分水と史跡が織りなす風情ある街並み 牛浜・拝島エリア

多摩川を水源として羽村〜四谷大木戸の約43kmにわたる「玉川上水」が完成したのは、承応2(1653)年のこと。明治時代になると「田村酒造場」の東側に「田村分水」、熊川神社の脇に「熊川分水」が引かれ、当時は田園の用水や生活用水として大切な役割を担いました。現在はその景観が市民の憩いと癒しになっています。玉川上水付近には「新東京百景」や「福生市指定史跡」、「福生十景」などに選定された名所が点在。福生市では、上水沿いの名刹や公園、分水などを気軽に巡れる「玉川上水散策コース」を紹介しています。

池の水は湧水 清岩院

応永年間(1394〜1428年)に建立された臨済宗建長寺派の寺院で、境内には福生市で唯一「東京の名湧水57選」に選ばれた湧水が流れています。その湧水を引いた透明度の高い大きな池や、風格漂う本堂や弁天堂がある日本庭園は「福生十景」の一つ。約30年前に発見された総高19.3cmの「菩薩立像一躯」も必見。白鳳時代(7世紀後半〜8世紀初頭)のものと推定され、全国から仏像ファンが訪れているほどの、知る人ぞ知る“お宝”です。

住所/東京都福生市福生507
電話/042-551-1986
※通年・終日、拝観自由(駐車場あり)

夏のほたる祭りは大盛況 ほたる公園

ゲンジボタルの棲息を保護する施設として、昭和48(1973)年に開設した市営公園。園内に設置された「福生ほたるドーム」では、福生ホタル研究会が湧水を利用して飼育活動を行っています。毎年6月中旬に開催される「福生ほたる祭り」のメイン会場でもあり、イベント当日は約500匹のホタルが放たれ、辺り一面、幻想的な光に。周辺には模擬店が並び、特設ステージではさまざまな催し物も披露されて、多くの見物客で賑わいます。

住所/東京都福生市南田園3-9-1
電話/042-551-1985(福生市都市建設部施設公園課施設公園グループ)、042-530-2341(福生市観光案内所「まちなか おもてなしステーション くるみる ふっさ」)
※通年・終日、入園自由(駐車場なし)

脇に熊川分水流れる 熊川神社

平安時代に起源を持つ、福生市最古の神社。神社脇には熊川分水が流れ、都内でも希少な“神仏習合(しんぶつしゅうごう)”を守り続けています。境内各所に「福生七福神」が祀られていることでも有名。社務所前にそびえ立つ御神木、樹齢約600年の樫の木からパワーをもらおうと参拝する人も多いそうです。覆殿内に収められている本殿は、現存する神社本殿としては都内で2番目に古く、東京都指定有形文化財に登録されています。

住所/東京都福生市熊川660
電話/042-551-0720
社務所/10:00~17:00(不定休)
※参拝は、通年・終日自由(駐車場あり)

PROFILE

夏菜(なつな)

1989年5月23日埼玉県生まれ。2006年にTBS系ドラマ『ガチバカ!』の生徒役でデビューすると、2009年に映画『GANTZ』、2012年にはNHK連続テレビ小説『純と愛』などで、次々とヒロイン役を射止めて人気女優に。その後も多くの作品に出演しながら、フジテレビ系トーク番組『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』には、“愛飲家”の一面を発揮して飲み仲間での出演。音楽番組のMC、アニメの声優やナレーション、バラエティーなど、さまざまなジャンルで活躍。

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飲み旅本。vol.3 2018年Vol.3 電子雑誌を読む

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