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犬山紙子の
文学グルメでちょこっとおこもりステイ【vol.2】

何気ない日常のさなかに本を開けば、時間も場所も超えた旅が体験できます。本の中に出てくるグルメは、より一層物語を濃厚なものにしてくれる重要な存在。エッセイスト犬山紙子さんに、おすすめ本と登場するグルメを伺い、アレンジメニューを楽しんでもらいました。

Photo/RYO HANABUSA  Food Styling/YOSHIE MATSUSHIMA  Text/MAYU SHINOHARA・YASUFUMI SHINTAKU(Tokyo Pistol Co., Ltd.)

大分県が舞台の『逃亡くそたわけ』で出てくる唐揚げをアレンジ!

──今回は小説に出てくる唐揚げのアレンジメニューを召し上がっていただきましたが、いかがでしたか?

パクチーたっぷりのソースも相まって美味しかったです! 小説に登場するグルメと同じようなメニューを食べると、登場人物の気持ちがより身近に感じられて楽しいですね。本を片手にお酒とアテ。こんな感じでのんびりできたら最高ですよ。みなさんも平日の夜でも気軽に旅行気分になれる“文学グルメ”飲みを体験してみてください。

唐揚げ ペッパークラブとパクチーのソース

そのままでも美味しい唐揚げにさらに一手間。パクチーを添えて見た目も香りも華やかに。


材料:(1皿分)
スパイシー ペッパークラブ缶……1缶
鳥もも肉……一枚
パクチー……2束(飾り用に葉の部分を残しておく)
タマネギ……1個
レモン汁……1個分
オリーブオイル……大さじ4
塩、砂糖……小さじ1/2
にんにく、生姜……ひとかけ
酒……大さじ1
片栗粉、揚げ油……適量

作り方

(1)鳥もも肉を5~6個に切り、両面に砂糖、塩を振る。すりおろしたにんにく、生姜、酒と混ぜ合わせ30分程置く。

(2)フライパンでオリーブオイルを熱し、缶詰、みじん切りにしたタマネギとパクチーを炒める。

(3)レモン汁を入れ、軽く水分を飛ばす。1の両面に片栗粉を付け、170度で4~5分揚げる。

(4)(3)の上に(2)を載せ、パクチーを盛り付ける。

余韻の残る胡椒の辛味とカニの旨味は、落ち着いた香りの純米酒を

西の関 手造り純米酒 1800ml

西の関 手造り純米酒 1800ml

おとも本は、絲山秋子著『逃亡くそたわけ』(432円/講談社文庫)

精神病院から脱走した「あたし」と「なごやん」は車で九州を飛び回ります。二人が通る各所の描写は綿密で、特に道中に登場する料理は「浜勝」のとんかつや大分名物団子汁、熊本のいきなり団子、など、九州出身者なら思わずうなずいてしまうものばかり。九州をドライブしているかのような感覚を味わえます。今回取り上げた「諭吉定食」は中津名物の唐揚げの定食で、中津出身の福沢諭吉にあやかった喫茶店のメニューです。

PROFILE

犬山紙子(いぬやま かみこ)

イラストエッセイスト。トホホな生態を持つ美女たちを描いた『負け美女 ルックスが仇になる』(マガジンハウス)でデビュー。『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)、『マウンティング女子の世界:女は笑顔で殴りあう』(筑摩書房、瀧波ユカリと共著)など著書多数。『Domani』(小学館)、『SPA!』(扶桑社)、『anan』(マガジンハウス)、『文學界』(文藝春秋)などにも連載を持ち、テレビやラジオなどにコメンテーターとしても出演中。近著は『 私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)。

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