お酒のプロ4人に聞く！　洋酒×缶つまの大正解ペアリング

中村さんのおすすめ
「レジェンダリー・スコット」×「缶つまSmoke 鮭ハラス」

＼この方に聞きました／

中村友彦さん

茨城県出身。輸入洋酒の開発を10年担当。「新しい商品の開発には2～3年をかけて調整をしていく商品が少なからずあります。そういった商品ほど手に取ってもらった時の思いは並々ならないものを感じます」

Q1.開発に携わったお酒で、おすすめのものを教えてください。

A1.ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー「レジェンダリー・スコット」

「アイコンズ・オブ・ウイスキー 2016 アウォーズ スコットランド」 で「ディスティラー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したトマーティン蒸留所の自信作スコッチです。際立ったモルトの風味に加えてスモーキーさも特徴のひとつ。家飲みやアウトドアにもおすすめの1本です。

Q2.そのお酒に一番合うと思う缶つまは何ですか？

A2.「缶つまSmoke 鮭ハラス」

缶つまSmoke 鮭ハラス

レジェンダリー・スコットの味わいと、鮭ハラスのオイリーでほど良いスモーキーさがお互いの個性を尊重し合いながら調和します。とにかく箸が止まりません！　スモークサーモンはスコットランドの特産品でもあるので、現地に思いを馳せながら過ごすのも至福の時間です。

三宅さんのおすすめ
「岳樺（だけかんば）」×「缶つま　北海道・噴火湾産ほたて燻製油漬け」

＼この方に聞きました／

三宅博さん
マルスウイスキー「岳樺」の開発を担当。「マーケティング部に配属になって2年ですが、1年目のときに初めて商品開発に携わり、開発の難しさを実感しました」

Q1.開発に携わったお酒で、おすすめのものを教えてください。

A1.マルスウイスキー「岳樺」

国産ウイスキーの供給が厳しい中、本坊酒造株式会社様と共同開発した、北海道限定の国産ウイスキーです。開発の際にはデザインなど苦労することもありましたが、商品名に合わせて味わいも、しなやかさと力強さをイメージした仕上がりになりました。

Q2.そのお酒に一番合うと思う缶つまは何ですか？

A2.「缶つま　北海道・噴火湾産ほたて燻製油漬け」

北海道・噴火湾産ほたて燻製油漬け

岳樺はなめらかな口当たりとコクあるウイスキーなので、オホーツク塩で仕上げたホタテの甘じょっぱさとよく合います。

棚橋さんのおすすめ
「島梟十勝（しまふくろうとかち）ブランデー」×「缶つま牛肉のバルサミコソース」

＼この方に聞きました／

棚橋慈さん
洋酒の開発を担当。コロナ自粛期間はワイン片手に桃鉄をしながら日本各地のご馳走を妄想していました。「おいしいお酒と食事は生きる喜びです」

Q1.開発に携わったお酒で、おすすめのものを教えてください。

A1.「島梟十勝ブランデー1989年原酒」、「島梟十勝ブランデー30年熟成」

北海道十勝に30年間も眠った奇跡ともいえるブランデー原酒は、素晴らしい酒質で、唯一無二の存在です。ブランデーはニッチな市場でしたが、この価値を理解し喜んでいただけるユーザーはいるはず！　と初代の開発者が熱い思いで商品開発をスタートしました。

Q2.そのお酒に一番合うと思う缶つまは何ですか？

A2.「缶つま　牛肉のバルサミコソース」

島梟ブランデーの圧倒的に豊かな香りとエキス分が濃くリッチな味わいに、とても良く合います。バルサミコ酢の持つ熟成感と上質で柔らかな牛肉の食感が、舌にしみわたるように広がりますよ。

田中さんのおすすめ
「クラモール　オーガニック　ロゼ」×「缶つま　明石ダコのアヒージョ」

＼この方に聞きました／

田中沙代子さん
奈良県出身。スペインワインとイタリアワインを担当して5年。ワインと日本酒と旅行が大好き。「自分の携わった商品が誰かの美味しい楽しい特別な時間に繋がる瞬間に、大きなやりがいを感じます」

Q1.開発に携わったお酒で、おすすめのものを教えてください。

A1.ライマット「クラモール　オーガニック　ロゼ」

ライマットは、スペイン・カタルーニャ州で、環境に配慮したサステナブルなワインの生産を行っています。このワインはEU最大規模の広大な畑の中で、有機認証を取得した畑のブドウのみを使用したオーガニックワインです。ラズベリーなどの赤い果実の香りに、ハーブや白胡椒のようなほのかなスパイス感、パッションフルーツのようなチャーミングな酸と心地よいミネラル感が広がりますよ。食事に寄り添う辛口のロゼワインです。

ロゼワインは、日本ではあまり飲まれていませんが、実は白ワインと赤ワインの「いいとこ取り」で、ワイン単体はもちろん料理との組み合わせも幅広く楽しめる万能選手なんです。淡いサーモンピンクのかわいらしい色合いで食卓も華やかになって気分もあがるので、ぜひトライしてみていただきたいです。

Q2.そのお酒に一番合うと思う缶つまは何ですか？

A2.「缶つま　明石ダコのアヒージョ」

明石ダコのアヒージョ

スパイシーなガーリックオイルが本格的なアヒージョです。大きいカットで、歯ごたえがありながらも柔らかく仕上がっています。今回は湯煎していただきました。ワインのほのかなスパイシーさとミネラル感がぴったりで、スペインバルにいる気分で楽しめました。家飲みなら、スキレットに移してエビやマッシュルームなどを足して温めるのも良いなと思います。

【番外編】「クラモール　オーガニック　ロゼ」に合う缶つまを食べ比べ

田中さんはなんと今回、「缶つま　明石ダコのアヒージョ」以外にも5種類の缶つまを「クラモール　オーガニック　ロゼ」とペアリングして食べ比べてくれたそう。それぞれのおすすめ度とポイントをお聞きしました。

「缶つま　厚切りベーコンのハニーマスタード味」　
おすすめ度：★★★★★
ベーコンのジューシーな肉厚感とソースの甘じょっぱさ、ほのかな燻香で食が進みます。ベーコンの脂をワインがリセットしつつ、旨味と寄り添ってもう一口、もう一杯と進む安定感のある組み合わせです。

「缶つま　コンビーフ　ユッケ風」
おすすめ度：★★★★☆
ピリ辛ごま油の風味とコンビーフの肉感が絶妙で、個人的に缶つまシリーズの中で大好きな商品のひとつです。冷やしたロゼがピリ辛を癒やしつつも辛味が引き立って無限に飲めますが、ワインのミネラル感ある余韻が苦味に感じるかも。やや甘微発泡のランブルスコや、やさしい甘みのロゼダンジュ、ブリーロゼの方がより合いそうです。

「缶つま　北海道噴火湾産ほたて燻製油漬け」
おすすめ度：★★★★☆
柔らかい口当たり、ほたてのやさしい甘みと合います。燻香と少しぶつかるかも？

「缶つま　日本近海獲り　オイルサーディン」
おすすめ度：★★★☆☆
ふっくら柔らかなオイルサーディン。ワインの酸が油をスッキリ切ってくれますが、咀嚼すると少し青魚のほろ苦さが際立ってしまう印象です。

「缶つま　うにのコンソメジュレ」　
おすすめ度：★★★☆☆
想像以上にウニがぎっしり入ってて開けた瞬間気分が上がります。ジュレに白ワインが入ってることもあり臭みがなく爽やか。合わないわけではないですが、ワインの果実味がウニに勝ってしまう印象です。

最高のロケーションで、最高のお酒×缶つまのペアリングを試してみて

国分グループ本社でお酒の開発や輸入に携わる“お酒のプロ”に、おすすめの缶つまとお酒の組み合わせをお聞きしました。こちらを参考にぜひ、自分のお気に入りの組み合わせを見つけてみてくださいね。だんだんと暖かくなり、桜も開花しましたね。これからの季節、気になったお酒と缶つまを用意して、花見酒も気持ち良さそうです。 最高のロケーションでいただく最高のお酒と缶つまの組み合わせは、おいしさも増すに違いありません！