開けただけで旅に行った気になる!?
“旅気分缶つま”開発企画部-第3回「意外な本命」-
これまでさまざまなお酒とコラボをしてきた缶つまが、満を持して「飲み旅本。」とコラボ! 「食べると旅気分が味わえる缶つま」ってどんな缶詰になるの? 商品化を目指し奮闘する我々をお見せしちゃいます。
――—第2回目のブレインストーミングで出た案について、国分さんと一緒に考えてみる。
石川:編集部内で話し合いをした結果、3つの案がまとまりました! 1つ目は「旅する動画を見ながら食べられる缶つま」、2つ目は「名宿の味を再現した缶つま」、3つ目は「缶つまとお酒の入ったスノードーム型のボトルがセットになった“スノードーム缶つま”」です。
南山:おぉ~。動画案は、なんだかVRみたいで面白いですね。
森:たしかに。缶詰の中身は、新しく考案するイメージなんでしたっけ?
石川:第一回目の座談会の時に、既存のものをいくつかまとめて“旅気分セット”にしてもいいのでは、という意見もあったので、国分さんはすでにいろいろな缶つまを作られていますし、既存のものに、例えば「動画」とかプラスアルファしていくイメージでも良いのではないかなと思っています。
青木:うんうん。缶つまのセットでいうと、以前、非常食用のセットを作ったことがありますよ。缶詰と、温める用のろうそく、台、マッチ、ウェットティッシュがセットになったものです。もう販売はしていないのですが、参考になるかなと思って持ってきました。
髙橋:すごい! 災害時に備えて、ひとつは家に置いておきたくなるようなセットですね。“旅気分缶つま”も、缶詰だけではなく、缶詰と一緒に使えそうなもの、楽しめそうなものをセットにしたら良さそうですよね。
福島:そうですね。商品そのものだけだと、家にいながらその土地に行った気分にすることは難しそうですもんね。五感に訴えかけるようなものが必要ですよね。
青木:それでいうと「動画案」は、一番やりやすそうだなと思いました! イメージがつきやすいです。
髙橋:そう言っていただけて嬉しいです! ただ、動画案は単純に観光名所を巡っているだけだと面白くないので、一緒に食べたい、と思ってもらえるような何かひと工夫が必要かな、とも思っています……。
南山:「飲み旅本。」のコンテンツと組み合わせるのはどう? 例えば、横にタレントさんが座っているような画を撮って、一緒に飲んでいる気分になれるとか。
福島:それ、面白いですね! ……でも“旅気分”とはなんか少し違ってきてしまいますかね。
石川:どこか、とあるスポットで飲んでいる気分や雰囲気をイメージさせるのなら、周りがワイワイしている感じを出せる屋台を舞台にしてもいいかも。
森:屋台! いいですね。中洲が有名ですが、ほかにも屋台っていろんなところにありますもんね。
青木:横丁とかも良さそうじゃないですか!? 吉祥寺のハーモニカ横丁みたいなところ、全国にたくさんありますよ。
——最も実現が難しそうな、スノードーム缶つまへの反応は……?
石川:ほかの案については、どうですか?
南山:僕は「スノードーム案」が気になります。無難に王道を行くよりも、こんなのいる!? って思われるくらいのものの方が面白い!
髙橋:スノードームって意外と集めている人も多いですしね。
福島:眺めながらお酒を飲む人も多いらしいですよ。
石川:へー! 調べてみたら、大阪城が中に入ったものとか、たこ焼き風になっているものとか、面白い系のスノードームもたくさんあるみたいです。ものすごくリアルな食品サンプルを中に入れるとか……そういうのもアリかもしれません。
南山:スノードームにプラスして、五感に訴えかける動画をつけてみるとかどうかな。例えば、食品サンプルと缶つまの中身がホタテだったら、最初に北海道の冬の荒れた海を映して反対側にカメラを向けると温かいお店の中で、網でホタテを焼いている……みたいな。
髙橋:動画とのコラボ、良いですね。旅気分が増す気がします!
青木:そこに行った気分になりそうですよね。
——問題はスノードームの作り方。具体的にどう動けばいいのか。
石川:ところで、スノードームはどう作るのがいいんでしょう? 中にプラスチックの置物を入れて、さらにお酒を入れるとなると、それが大丈夫なのかも考えなくてはいけないですよね。
福島:スノードームっぽい形のデザインボトルにペイントする感じですかね……。以前、覗き穴がついていて覗くと綺麗な景色が見える、という焼酎のボトルを見たことがあります。
髙橋:入れ物にこだわった日本酒も結構ありますよね。そいうのは参考になりそうです!
青木:金粉が入っているお酒もあったりするので、そういう部分はぜひ取り入れたいですね。スノードームっぽさも演出できそう。
福島:中に入れるお酒も考えないとですね。日本酒だと時間の経過で色が変わってしまうものもあるので……。
森:品質管理部門への確認も必要ですね。課題は多いです。でも、動かないことには始まりませんからね。
石川:では、実現するために何が必要なのか、ひとつずつ解消していきましょうか。
髙橋:はい! 過去に似たような事例がないか、スノードームに関する情報も集めたいと思います。
方向性が固まってきた第3回目の座談会。「スノードーム缶つま」の実現に向けて、クリアすべき課題も多そう……。ここからどのように商品化していくのか。次回をお楽しみに!