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栗山千明さんが心あたたまる地元自慢の酒旅へ in茨城-2日目-

豊かな自然に伝統工芸といった魅力のほか、関東屈指の酒処としても知られる茨城県。そんな飲み旅にぴったりなスポットを生まれ故郷にもつ女優の栗山千明さんが、久しぶりに地元に足を運びます。懐かしい思い出とともに巡る栗山さんの飲み旅を通して、皆さんもそれぞれの愛おしい故郷に思いを馳せてみませんか。2日目も茨城の魅力をたっぷり堪能します!

撮影 / 中野修也 スタイリスト / ume ヘアメイク / 奥原清一 文/岡村一葉

1泊2日の酒旅 in茨城【2日目】

ワンピース41,800円、ジャケット30,800円(ともにVéritécoeur|mt.Roots 092-753-7559)、ピアス3,500円(zena|zena 090-7714-7977)

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[Spot1]城藤茶店
知る人ぞ知る特産品、土浦の“醤油”スイーツが味わえるカフェへ

亀城公園を通り、向かいにある古民家カフェへ。お目当ては、土浦で330年以上続く老舗「柴沼醤油」の醤油を使ったスイーツです。故郷の名産をこんな風に楽しめるなんて、目からウロコ!

餅のワッフルに醤油&ハチミツのソースがたらり。みたらし団子のような味わい

餅のワッフルに醤油&ハチミツのソースがたらり。みたらし団子のような味わい

ドリンクに付くかりんとうは、地元「前島製菓」の銘菓「九万五千石」

ドリンクに付くかりんとうは、地元「前島製菓」の銘菓「九万五千石」

歴史ある城下町・土浦の魅力を発信する古民家カフェ

地元の名産・名物を使ったメニューにこだわり、お餅のワッフルのソースには、「柴沼醤油」の濃口生醤油「紫峰の滴」を使用。市内の自家焙煎珈琲専門店「ニコニコ珈琲」で焙煎したオリジナルブレンドコーヒーには、これまた地元の銘菓として知られる「前島製菓」のかりんとう「九万五千石」が、お茶請けとして付きます。
 
◆城藤茶店
住所/茨城県土浦市中央2-15-8
電話/029-895-0283
営業時間/8:00~18:00
定休日/水曜日
料金/「お餅のワッフル はちみつ醤油がけ アイス添え」450円、「アイス・コーヒー」550円

「土浦は関東の醤油3大名醸地」

醤油の産地と言えば、千葉県の銚子や野田が有名ですが、実はかつては土浦も「醤油のまち」と呼ばれ、銚子、野田と並ぶ関東の3大名醸地でした。「銚子や野田を中心に関東で醤油の醸造が始まったのは、17世紀後半の江戸時代前期から中期にかけてのこと。当時、醤油は樽に詰めて船で運び、江戸へ出荷されていました。銚子・野田と同じく、江戸と水運で結ばれていた土浦は醤油醸造に適した条件を持っていたのです」と土浦市立博物館学芸員の堀部猛さんが教えてくれました。さらに、原料の大豆・小麦の産地が近い、比較的温暖な気候、大消費地である江戸に近い、という醤油醸造に最適な条件を併せ持つ土浦では、18世紀前半から醤油醸造が始まり、十数軒の醤油蔵があったそうです(現在、土浦市内にある唯一の醤油醸造所は『柴沼醤油醸造』のみ)。醤油のことを“むらさき”と呼ぶのも、土浦に近い筑波山の雅称、“紫峰”に由来するともいわれています。
土浦で醤油醸造を始めたパイオニアとして知られているのが、「大国屋」(現「国分グループ本社株式会社」)の四代國分勘兵衛です。当時について教えてくれたのは、同社執行役員の山本栄二さん、社長室参与の岡村宏隆さん。「四代勘兵衛が、江戸・日本橋に大国屋の屋号で店舗を構え、呉服を手がけると同時に、土浦の地で醤油醸造業に着手したのが1712年のこと。国分家の祖先を祀る社を詣でるためにたまたま土浦を訪れたことが、きっかけだったそうです」。大国屋の上物醤油には、亀甲の中に大国屋の「大」の字を入れた「亀甲大」の印が入れられ、ブランドとして確立。当時、偽物の印が出回るほど話題だったとか。「大規模な飢饉や火災、地震など天災の影響もあり、1880年に150年続いた土浦の醤油醸造から撤退しますが、この土浦での醤油醸造業こそ、間もなく創業310年を迎える“国分”の始まりと言えるでしょう」。大国屋が撤退した明治以降、大正期を境に土浦の醤油醸造業は徐々に衰退していきますが、いまでも市内には「大国屋醤油醸造所跡」の看板が立ち、当時の様子をしのぶことができます。
 
監修:土浦市立博物館学芸員 堀部猛さん、国分グループ本社株式会社 山本栄二さん、岡村宏隆さん

[Spot2]笠間稲荷神社
地元で親しまれるお稲荷さんに旅のお礼参りへ

笠間へ移動して向かったのは、金運・仕事運・商売運にご利益があると言われるパワースポット。境内で稲荷大神の神使い“おきつねさん”にご挨拶をして、参道脇に並んだ下町情緒漂う仲見世通りを散策。

神の使いである“おきつねさん”のおみくじを引いた栗山さん。「やった! 大吉でした」

神の使いである“おきつねさん”のおみくじを引いた栗山さん。「やった! 大吉でした」

年間350万人が訪れる茨城のお稲荷さん

創建は飛鳥時代。1360年以上の歴史をもち、「日本三大稲荷」のひとつに数えられています。境内には樹齢400年にも及ぶ藤樹があり、例年4月下旬~5月上旬には見頃を迎えるほか、菊まつりや神事流鏑馬(やぶさめ)など歴史深い行事が開催され、一年を通じて多くの参拝客で賑わいます。
 
◆笠間稲荷神社
住所/茨城県笠間市笠間1
電話/0296-73-0001
参拝時間/6:00~16:00
定休日/無休
料金/「きつねみくじ」初穂料300円

[Spot3]きむらや
小腹が空いたら名物の変わり種いなり寿司を

ご当地グルメ「笠間いなり寿司」は、お店ごとに様々な具材を使っているのが特徴。酢飯の代わりに蕎麦が入った「そばいなり」と、食感が楽しい「くるみいなり」は茨城ならでは。

持ち帰りもイートインも! 笠間いなり寿司の人気店

稲荷神社にちなんで作られた「笠間いなり寿司」。創業約80年、名物女将が切り盛りする「きむらや」では油揚げも手作り。ザラメを使って甘めに仕上げているのだそう。穴子、そぼろ、みょうがなど、いなり寿司は全12種類とバリエーションも豊富で、目でも舌でも楽しめます。ランチには、蕎麦にいなり寿司3種が付いたセットがおすすめ。
 
◆きむらや
住所/茨城県笠間市笠間1351
電話/0296-72-0268
営業時間/9:00~16:00※売り切れ次第終了
定休日/金曜日、ほか不定休あり
料金/「そばいなり」140円、「くるみいなり」140円、「ざるそば 三色いなりセット」1,155円

[Spot4]いばらき地酒バー 水戸
旅の〆は駅ナカのスタンドバーで乾杯!

飲み旅なので、旅の最後までお酒を堪能したい。そんな“のんべえ”にぴったりなのがJR水戸駅の改札出てすぐの場所にある、立ち飲み日本酒スタンド。常時30種類ほどの地酒が揃い、飲み比べもできます。

かつて水戸黄門も愛飲したという「牛乳酒」。日本酒を茨城産の牛乳で割り、少量のガムシロップを加えて完成。口当たりが良く飲みやすい

かつて水戸黄門も愛飲したという「牛乳酒」。日本酒を茨城産の牛乳で割り、少量のガムシロップを加えて完成。口当たりが良く飲みやすい

茨城県産の厳選した地酒を立ち飲みスタイルで提供

駅改札を出て右側にある、ミルクスタンドに併設する地酒スタンド。全国新酒鑑評会金賞酒や珍しい高級酒など、厳選した地酒を常時30種類ほど取り揃え、「ほし納豆」や「あぶり小いわし」など県産品のおつまみも販売しています。人気メニューは純米酒・純米吟醸酒・本日のおすすめの3種1合が楽しめる飲み比べセット。電車の待ち時間にも立ち寄りやすいので、ぜひ。
 
◆いばらき地酒バー 水戸
住所/茨城県水戸市宮町1-1-1 水戸駅ビル エクセル2F
電話/029-301-3585
営業時間/17:30~22:00、土・日・祝日16:00~21:30※営業時間は変更の場合あり(公式ホームページ要確認)
定休日/無休(12月31日~1月2日を除く)
料金/「いばらき地酒バー厳選3種飲み比べセット」900円、「牛乳酒」500円、「超特選ショット」700円~、純米酒各種500円、純米吟醸酒各種600円、おつまみ各種200円~

\動画でも思い出話してます/

1泊2日の酒旅 in茨城の思い出を振り返る、栗山千明さんのインタビューは下記よりチェック!

「私にとって人生の楽しみは、お酒とごはん!」
栗山千明さんインタビュー

飲み旅本。vol.8 2021年Vol.8 電子雑誌を読む

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