4つの品種を人格化
“ブドウ男子”から学ぶ! 日本ワインとの付き合い方

国税庁が表示ルールを制定したことで、国産ブドウを100%使用したワインのみを「日本ワイン」と呼ぶようになり、国産ブドウが注目されているんです。そこで今回、主要品種を詳しく知るためにイケメン化してみました。それぞれの性格を知って、付き合いたい彼(日本ワイン)を見つけましょう。

イラスト/那多ここね

パワフルな存在感「ヤマブドウ」

日本の気候・風土に適応した栽培特徴を持ち、病害にも強く安定した生産が可能な赤ワイン用品種。酸味の強さが一番の特徴ですが、完熟すると程よい酸っぱさに変身します。鉄分を多く含み疲労回復にも効果があるなど、そのパワフルさはまさに“THE日本男児”! 「くずまきワイン フォーレ・赤」は、山ぶどうの伸びやかな酸味と渋味がバランスよく感じられる、おすすめの赤ワインです。

くずまきワイン フォーレ・赤

くずまきワイン フォーレ・赤

個性的でスパイシー「ブラック・クイーン」

豊かな酸味と適度な渋みが特徴的なワインができる赤ワイン用品種で、黒紫色の果皮を持つ黒ブドウ。樽熟成によってスパイシーな熟成香が付加され、存在感のある個性豊かなワインとなります。そんな“ブラック・クイーン”ならではの濃紫色の深い色合いと、凝縮された果実味が堪能できる「アルプス ミュゼドゥヴァン 松本平ブラッククイーン」で個性派の味をぜひ、お試しあれ。

アルプス ミュゼドゥヴァン 松本平ブラッククイーン

アルプス ミュゼドゥヴァン 松本平ブラッククイーン

甘くてフレッシュ「マスカット・ベーリーA」

イチゴのような香りがする、甘く濃厚な黒ブドウ。赤ワイン用のブドウ品種としては日本で一番の生産量を占めています。フレッシュでピチピチとした果実味とまろやかな渋みが特徴で、フルーティーなワインができます。おすすめワインは「山梨マルスワイナリー シャトーマルス 御坂マスカット・ベリーA」。果実風味豊かな口当たりと、凝縮感のあるベリー系フレーバーを存分に感じられます。

山梨マルスワイナリー シャトーマルス 御坂マスカット・ベリーA

山梨マルスワイナリー シャトーマルス 御坂マスカット・ベリーA

軽やかなスッキリ系「甲州」

白ワイン用ブドウ品種で、果皮はやや紫がかったピンク色。軽やかでスッキリとした味わいのワインが出来上がり、まさにイメージはクール男子! 繊細で上品な日本ワインの味わいを顕著に感じることができるといわれている“甲州”を使ったおすすめワインは、「フジッコワイナリー フジクレール 甲州 白」。ステンレスタンクで熟成させたもので、爽やかな柑橘香とふくよかな味わいが特徴です。

フジッコワイナリー フジクレール 甲州 白

フジッコワイナリー フジクレール 甲州 白

PROFILE

イラストレーター / 那多ここね(なたここね)

「国産ワイン」と「日本ワイン」は違うんです!
いま “日本ワイン”がすごいことになってます。

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