飲み比べでお気に入り発見
「ソジュ」で韓国旅気分を
ドラマにスイーツにと、昨年から韓国に再び注目が集まっていますね。今回は、人気の韓国ドラマにも登場する韓国焼酎「ソジュ」に注目。4種類を飲み比べてみました。おつまみも手作りして、おうちで韓国旅行気分を満喫します!
日本の焼酎とソジュの違いって?
「麦焼酎」「芋焼酎」「そば焼酎」といった日本の焼酎の原材料は、その名の通り麦や芋、そばなど一種類です。昔ながらの製法である単式蒸留で作られ、酒税法上は乙類焼酎に分類されます。対してソジュの原材料は2つ以上の穀物をブレンドしたもの。タピオカなど、日本の焼酎ではあまり使わない材料も使われているんです。純度の高いお酒を大量生産できる連続式蒸留で作られ、甲類焼酎に分類されます。実は日本でも馴染みの深い「JINRO」や「鏡月」もソジュなんですよ。
また、最も有名なソジュはドラマでも頻出するチャミスルですが、地域によって人気のブランドが異なるんだとか。かつて韓国では、一つの道(地域)にソジュの製造業者は一つと決められていた名残なんだそうです。
4種のソジュを飲み比べ
今回用意したソジュは、チャミスル、C1、ジョウンデー、チョウムチョロムの4種類。また、ソジュはフルーツのフレーバーを使ったものも多く、女性に人気です。そこでチャミスルは、スタンダードな味の「チャミスル16.9°」に加え、お酒のフレーバーとしては日本ではあまり馴染みのない「マスカット」と「すもも」を飲んでみることに。
ソジュの飲み方は、お猪口でストレートに飲むのが主流ですが、ビールで割って飲む「ソメッ」(爆弾酒)も人気です。今回は、この2つに加えてソーダ割りの3つの飲み方を試してみました。
チャミスル16.9°
アルコール度数:チャミスル16.9° 16.9%(マスカット、すももは13%)
おすすめの飲み方:ソメッ
韓国ドラマでも良く見かける定番のブランドです。「チャミスル16.9°」はほかの3ブランドと比べ甘く、ストレートでもおいしく飲めました。ただ、強いお酒が苦手だったりアルコールに弱い人は濃すぎる、と感じるかもしれません。そこで、私のおすすめは甘さとビールの苦味がほどよく中和されたソメッです。
マスカットとすももは、飲む前から「これは女子が好きなやつ!」とわかるフルーツの香り。香りだけでなく、マスカットとすもも、それぞれの味もしっかりと付いているのがうれしいです。日本ではあまり使われないフルーツですが、違和感なく飲むことができました。意外にもビールと合い、フレーバーの方もソメッがおすすめです。
ジョウンデー
アルコール度数:16%以上17%以下
おすすめの飲み方:ストレート
次は韓国南東部で人気の高いジョウンデー。とてもすっきりとした味わいです。淡泊な味なので、ソーダやビールで割るよりもストレートで飲むのが断然おすすめ。4つの中では一番低いとはいえ、16%という高めのアルコール度数を忘れるほどするする飲めてしまいます。
飲み比べ中も、このあたりからすっかりほろ酔い気分に(笑) 飲みすぎに注意のお酒です。
チョウムチョロム
アルコール度数:17%
おすすめの飲み方:ソメッ
韓国ではチャミスルに次いで高いシェアを誇るチョウムチョロム。ジョウンデーと似たすっきり系の味なのですが、ジョウンデーよりも甘く、濃厚な味わいでした。もちろん好みもあると思いますが、ビールは苦味を緩和してくれる甘いソジュと相性が良いようで、ソメッで飲むのがおいしかったです。
C1
アルコール度数:19%
おすすめの飲み方:ソーダ割り
主に釜山で人気のブランド。C1とは、「Clean No.1」の略なんだとか。がつんとした味わいが特徴で、のんべえにはたまりません。ストレートでももちろんおいしいですが、ソーダで割るとよりすっきりとした味わいに。
おつまみにはチーズトッポギを手作り
より韓国旅気分を高めるため、缶つまを使ったおつまみも作ってみました。定番のチーズトッポギです。
■材料
・トッポギ……200g程度
・玉ねぎ……1個
・にんにく……1かけ
・缶つま 厚切りベーコンのハニーマスタード味……1缶
★醤油……大さじ1
★鶏がらスープの素……大さじ1
★みりん……大さじ1
★コチュジャン……大さじ2.5
★水……300cc
・チーズ……お好みで
・ジャバン海苔……お好みで
■作り方
1、玉ねぎはくし切りに、にんにくは細かく刻み、炒める
2、★の材料を混ぜ合わせ、火にかける
3、2がひと煮立ちしたらトッポギ、炒めた玉ねぎとにんにくを入れる
4、10分ほど煮込んでトッポギが柔らかくなったら缶つま 厚切りベーコンのハニーマスタード味を入れる
5、器に盛り付け、お好みでチーズとジャバン海苔をかけて完成!
コチュジャンは多めに入れたのですが、これが大正解! 缶つまのハニーマスタードが味をマイルドにしてくれ、程よい辛さでお酒が進む味に。また、最後にトッピングしたジャバン海苔とは、オリーブオイルや塩で味付けされた、フレーク状の韓国海苔のことです。塩気がプラスされて、良いアクセントになりました。
▼使った缶つまはコレ
ソジュ&おつまみで気分は韓国旅行
韓国風おつまみともに、ソジュ4種類を飲み比べてみました。飲んでみたいソジュは見つかりましたか? みなさんもお気に入りのソジュとおつまみの組み合わせを見つけてみてくださいね。本場で飲み旅ができるようになるまで、おうちで韓国旅気分を味わいましょう!