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\東京からふらっと行けちゃう日帰り旅3選/
鉄道タレント・木村裕子のほろ酔い飲み鉄紀行~氷見線編~

寒いからって部屋にこもっているのはもったいない。この時期にしかできない、とっておきの鉄道旅行はいかがですか。鉄道タレントの木村裕子さんがおつまみとお酒を携え、あったかい冬の飲み旅に出かけます。

Photo/MASAYA ABE Styling/KAORI KIKUCHI Text/ASUMI HACHIYA

見て乗って食べて 富山湾を五感で味わう「氷見線」

氷見線は高岡駅を起点とし、富山湾に沿って走ります。今回は、観光列車「べるもんた」に乗って、車窓を絵画のように楽しみながら、富山県を味わってきました。

新高岡駅までは、東京駅から北陸新幹線で所要時間およそ2時間半。氷見線は、普通列車がおよそ1時間に1本と、比較的多く走っています。せっかくなら色々な駅で降りてみましょう。べるもんたは人気列車なので、指定席券の購入はお早めに。

車窓を絵画のように楽しむ「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」

フランス語で「美しい山と海」を表す「ベル・モンターニュ・エ・メール」に由来。額縁に見立てた車窓から、それらを絵画のように楽しむことができます。沿線の伝統工芸品「井波彫刻」や「高岡銅器」をイメージした内装は、まるで芸術作品。また、“すし職人”が乗車するので握りたての新鮮な幸もいただけます。

運行区間/土曜日:城端線(高岡・新高岡~城端)、日曜運転:氷見線(新高岡・高岡~氷見)
乗車料金/乗車券+座席指定券(大人520円、子ども260円)
車内の食事/ぷち富山湾鮨セット2,000円※乗車3日前までにWEBサイト「VISIT富山県」より要予約

ぷち富山湾鮨セットで腹ごしらえ。

ぷち富山湾鮨セットで腹ごしらえ。

途中下車おすすめスポット

自分だけの逸品が見つかる「新高岡駅(しんたかおかえき)」

新高岡駅観光交流センター内に設けられた「MONONO-FU」は、高岡をはじめとした富山県西部を中心とした伝統工芸品、クラフトを展示・販売するギャラリーです。「ものの譜(ものの系譜)」に触れることをコンセプトに、高岡銅器・高岡漆器・井波彫刻・庄川挽物木地・越中和紙・越中福岡の菅笠などが並びます。きっと自分だけのお土産が見つかるはず。

住所/富山県高岡市下黒田1790-2
電話/0766-25-8650

ギャラリー「MONONO-FU」
住所/富山県新高岡駅観光交流センター内
電話/0766-30-2626
時間/9:30~20:00(販売は10:00~19:00)
定休日/無休

名水仕込みの地酒を嗜む「高岡駅(たかおかえき)」

富山平野という広大な穀倉地帯、そして北アルプスの伏流水によって、富山のお酒はすっきりとした飲み口が特徴です。駅2階の富岡屋には、こだわり地酒が勢ぞろい。また、地下の待ち合わせ酒場「お富」では、富山の地酒飲み比べセットがワンコイン(500円)で楽しめます。電車の待ち時間に1杯ひっかけてみてはいかが。

住所/富山県高岡市下関町6-1
電話/0766-22-1503

富岡屋
住所/高岡駅 クルン高岡2F
電話/0766-21-8789
時間/9:00~19:00
定休日/無休

お富
住所/高岡駅 クルン高岡地下1F
時間/17:00~21:00
定休日/不定休

湾越しに立山連峰を一望「雨晴駅(あまはらしえき)」

雨晴という地名は、かつて源義経一行が奥州へ落ち延びる途中、「義経岩」で雨あがりを待ったことに由来します。車窓からは、富山湾越しに3,000メートル級の立山連峰が一望でき、氷見線で随一の絶景です。近くの道の駅「雨晴」には展望デッキもあるので、立ち寄りスポットとしては外せません。

住所/富山県高岡市渋谷105
電話/0766-44-0659

道の駅「雨晴」
住所/富山県高岡市太田24-74
電話/0766-53-5661
時間/9:00~19:00(展望デッキは24時間開放)
定休日/無休

ハットリくんに出会える駅「氷見駅(ひみえき)」

氷見といえば、寒ブリ、そして忍者ハットリくんでおなじみ、藤子不二雄A先生の古里です。氷見線では、「忍者ハットリくん」列車が運行され、ハットリくんによる車内放送が楽しめます。また、氷見市内には、忍者ハットリくんロードが伸び、ハットリくんをはじめとしたおなじみキャラクターによるからくり時計やモニュメント、シャッターアートなど、撮らずにいられないスポットがたくさん。街歩きも盛り上がります。

住所/富山県氷見市伊勢大町1-12
電話/0766-74-0222

木村裕子さんインタビュー

毎回、季節にあった飲み旅を提案してくれる木村さん。今回は、冬の鉄道旅をテーマに、会津鉄道、富士急行、そして氷見線と、コンセプトの異なる3つの旅程を作っていただきました。冬の鉄道旅って、魅力はどこにあるのでしょうか。

「冬って寒いから外に出たくなくなるし、旅行にもあまり行きたくなくなると思うんです。でも、そんななかにあって、ずっと暖かく旅できるのが鉄道の魅力だと思います。旅行って観光したり温泉をめぐったり、あちこち歩き回ったりしないといけないと思いがちですが、鉄道だったら、車内でお酒を飲みながら冬の景色を心ゆくまで眺めていられます。暖かい列車の中で観光もできてしまうんです」
木村さんによれば、誌面で紹介した以外にも、冬にお酒の楽しめる路線はあちこちにあるそうで、実際にご自身も楽しまれているのだとか。

「全国各地で『日本酒専用』みたいな列車がいくつか走っていて、私もよく乗ります。たとえば、山口県を走る錦川鉄道の『利き酒列車』とか、岐阜県の明知鉄道『桝酒列車』とかは有名ですね。桝酒列車では、地元、岩村醸造のお酒4種類がなんと飲み放題になるんです。あとは、愛知県を走る路面電車の豊橋鉄道が、『おでんしゃ』といって、車内でおでんが食べられるおもしろい列車を冬に走らせています。おでんと一緒に、日本酒を楽しむことができるんですよ」
お話を聞いていると、実は冬こそ鉄道旅行、しかも飲み鉄旅にもってこいの季節のような気がしてきました。

「そうなんですよ。列車だと、足を延ばしてくつろぎながら飲むことかできますし。それに、車内にいる時間ってすごく自由なので、飲んでいて、眠くなったらそのまま寝てしまってもいいんです。加えて、今回旅したような観光列車だったら車内販売があるので、おつまみやお酒がなくなっても、その場で簡単に調達できてしまいます。だから、冬こそ飲み鉄旅に出かけてほしいです。暖かいかまくらのような、移動式こたつのような、そんな魅力があふれています」

PROFILE

木村 裕子(きむら ゆうこ)

幼少期から鉄道が好きで、20歳の時JR東海で車内販売員に就く。2015年日本の鉄道全線完乗済み。著書に『木村裕子の鉄道一直線』(ぶんか社)、『木村鉄道株式会社 ~鉄ヲタだって人間だぁ! 社員編~』(マイナビ出版社)。現在は名鉄カルチャースクールで講師も行う。

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